2011年6月8日水曜日

恋するパンクス

〜ジャンクフードとコークの1DK バンドやるには金かかる〜


ジャンクフードが大好きです。
だけど、私のおばあさまってば 、とてもとても和を愛する 戦争を知ってる人だから
ジャンクフードなんてもちろん食べさせてくれなかったわけ。

時代が欧米化を取り入れる風潮の中で、おばあさまだけは違ってた。
自らが率先して和を重んじた 。

むしろ頑なに拒絶した。

和以外のモノは悪だと 。

髪を結い、着物を身に纏い、優雅にお琴なんか弾いちゃってたおばあさま。


そして、すくすくと育った私にこう言った。
「お茶とお花を習いに行きなさい。」

まるで鬼のような形相で。

おばあさまの監視下のもと
おばあさまの目を盗んで
ジャンクフードを貪り食ったあの日。

私は少しだけ大人になったような気がした。


あれから何年・・・

おばあさまは他界し、ようやく和の呪縛から解き放たれたわたしども。

ここぞとばかりに ジャンクなモノを食い漁り
もうこのままアメリカ人の真似をして
ユーもアメリカ人になっちゃいなよ!
ってジャニーさんが言ったような気がしたけれども。

体型だけはジャポネの血沸き肉踊るってかんじ。

我、ニッポンジン!
ビバ 大和魂!

おばあちゃん、天国で怒ってるんだろうな、多分。

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